
無料のAI、途中で使いにくくなっていませんか
ChatGPT・Gemini・Claudeといった生成AIは、どれも無料で始められます。メールの下書きや、お知らせの文章づくりに使っている方も多いと思います。
ところが、使い続けるうちに「回数の上限に達しました」と出て止まったり、話がかみ合わなくなったりすることがあります。「有料にしないと、仕事には使えないのかな」と迷っている方もいるかもしれません。
有料にする前に、使い方を見直すだけで変わることがあります。この記事でご紹介するコツは、次の3つです。
- 1つのチャットを使い続けない
- 頼み方(プロンプト)は、別のAIに作らせる
- 毎回伝えることは、先に設定しておく
無料のAIが途中で止まったり、答えがずれたりする理由
よくある使い方が、1つのチャットを開きっぱなしにして、思いついたことを次々に頼むやり方です。
AIは、同じチャットの中のやりとりを全部読み返しながら答えます。メールの返信、チラシの文章、売上の集計と話題が混ざると、前の話に引っぱられて、答えがずれやすくなります。
やりとりが長いほど、AIが毎回読む量も増えます。サービスによっては、長いチャットほど回数の上限に早く届くことがあります。無料版は上限が低めなので、この影響を受けやすくなります。
1つのチャットを使い続けない
新しいチャットに移るきっかけは、2つあります。話題が変わった時と、同じ話題でもやりとりが長くなった時です。
話題が変わったら、新しいチャットを開く
頼みたいことが変わったら、新しいチャットを開きます。
- メールの返信は、1件ごとに新しいチャットで頼む
- チラシの文章づくりは、チラシ1枚につき1つのチャットにする
- 同じ話題の続きだけ、同じチャットで頼む
チャットの名前を「〇〇様 返信」「秋のチラシ」のように付けておくと、後で探す時に迷いません。
長くなったら、要点を持って新しいチャットへ移る
1つの作業でも、やりとりが長くなることはあります。答えがずれてきたと感じたら、その場で次のように頼みます。
- 今のチャットで「ここまでの内容を、新しいチャットに引き継ぐための要点にまとめてください」と頼む
- 出てきた要点をコピーする
- 新しいチャットを開く
- 要点を貼り付ける
- 続きを頼む
決まったことだけを持って移るので、話がすっきりし、上限にも届きにくくなります。
頼み方(プロンプト)は、別のAIに作らせる
AIへの頼み方の文章を「プロンプト」と呼びます。頼み方があいまいだと、思った答えが出ず、何度も頼み直すことになります。頼み直すたびに、無料版の回数も減っていきます。
そこで、頼み方の文章そのものを、AIに作らせます。作らせるAIと、実際に頼むAIは、別のサービスにします。例えば、Geminiに新メニューのお知らせ文を頼みたい場合です。
- ChatGPTに「Geminiに新メニューのお知らせ文を頼みたいので、うまく伝わる頼み方の文章を作ってください。足りない情報があれば、先に質問してください」と頼む
- ChatGPTからの質問に答える
- できた頼み方の文章をコピーする
- Geminiの新しいチャットを開く
- 頼み方の文章を貼り付ける
- 送信する
大事なのは、「足りない情報があれば、先に質問してください」と添えることです。お店の雰囲気や読んでほしい相手など、書き忘れていたことを、AIの方から聞いてくれます。
作るAIと使うAIを分けると、回数も2つのサービスで分け合えます。1つの無料版の上限に、早く届くのを防げます。
毎回伝えることは、先に設定しておく
「泉大津で工務店をしています」「お客様向けの文章は、です・ます調で」のように、毎回同じ説明を書いていませんか。
多くの生成AIには、毎回伝えたいことを先に登録しておく設定があります。ChatGPTでは「カスタム指示」と呼ばれ、無料版でも使えます。他のサービスにも、同じような設定があります。設定の名前や場所は、サービスや時期により異なる場合があります。
登録しておくと、新しいチャットを開くたびに説明を書かずに済みます。チャットをこまめに分けるほど、この差が大きくなります。
登録しておくとよいことの例です。
- 会社やお店の名前と、何をしているか
- 文章の言い方(です・ます調、やわらかめ、など)
- いつも避けたい言葉や書き方
無料版で気をつけること
無料版では、入力した内容がAIの改善(学習)に使われる設定になっていることがあります。ChatGPTは設定の「データコントロール」、Geminiは「アクティビティ」の設定、Claudeは設定の「プライバシー」から、使わせないように変えられます。表示はサービスや時期により異なる場合があります。
設定を変えても、お客様の名前・住所・電話番号や、取引の金額などは入力しないのが安全です。頼み方の文章を作らせる時も同じです。文章を頼む時は「〇〇様」「A社」のように名前を置き換えて頼み、できあがった後で書き戻すと安心です。
最後に
無料のAIでも、チャットの使い分けと頼み方の工夫、毎回の説明を省く設定を見直すだけで、仕事に使いやすくなります。有料プランを考えるのは、それを試した後でも遅くありません。
KAYSトレードは、大阪府泉大津市を拠点にしています。対象は、泉州(南大阪)でひとりで事業をされている方・小規模事業者の方です。AIを使った事務作業の仕組みづくりをお手伝いしています。どのAIをどう使えばよいか迷っている段階でも構いませんので、まずは無料相談でお聞かせください。
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