
「AIって、私には関係ないと思っていました」
「ChatGPTって聞くけど、仕事で使う人のものでしょう?」
先日、そんなふうにおっしゃるお客様がいらっしゃいました。テレビやニュースでよく耳にするけれど、自分の暮らしとは関係ない——そう感じている方は多いように思います。
でも実は、AIがいちばん役に立つのは「ちょっと聞きたいけれど、誰に聞けばいいかわからないこと」なんです。
ここでは、お仕事とは関係のない、ふだんの暮らしでの使い道を7つご紹介します。むずかしい設定は必要ありません。
AI(人工知能)とは、こちらが文章で話しかけると、文章で答えてくれるしくみのことです。今回ご紹介するChatGPT(チャットジーピーティー)やClaude(クロード)は、その代表的なサービスです。
1. あいさつ文・お礼の手紙の下書き
いちばん喜ばれるのが、これです。
年賀状のひとこと、お礼状、町内会のお知らせ。「書きたいことはあるのに、文章にならない」というとき、AIに下書きを作ってもらえます。
たとえば、こんなふうに話しかけます:
お世話になった方へのお礼の手紙を書きたいです。
・入院中にお見舞いに来てくれたお礼
・退院して元気にしていること
やわらかい言葉で、短めにお願いします。
出てきた文章をそのまま使う必要はありません。「ここは自分の言葉に直そう」と手を入れれば、ぐっと書きやすくなります。
2. わからない言葉を、遠慮なく聞ける
「サブスク」「マイナポータル」「ふるさと納税」。ニュースに出てくるけれど、いまさら人に聞きにくい言葉ってありますよね。
AIなら、何度聞いても嫌な顔をされません。「小学生にもわかるように説明して」と付け加えると、うんとやさしい言葉で答えてくれます。
わからなければ「もう少しかんたんに」と聞き直せるのも、気楽なところです。
3. 献立を考えてもらう
「冷蔵庫にあるもので、何か作れないかしら」というとき。
たとえば:
冷蔵庫に、キャベツ・卵・豚こま肉があります。
15分くらいでできる夕飯のおかずを3つ教えてください。
思いつかなかった組み合わせを提案してくれることもあります。毎日の献立を考えるのが少しラクになります。
4. 旅行やおでかけの計画づくり
「2泊3日で京都に行くのですが、あまり歩かずに回れる案を作ってください」——こんな相談もできます。
ご高齢のご家族と一緒、足腰が心配、といった事情も伝えられるのが便利なところです。
ただし、お店の営業時間や料金などは必ずご自分で確認しましょう。AIは古い情報や、まちがった情報を答えることがあります。
5. 長い文章を短くまとめてもらう
保険の説明書、市役所からのお知らせ、家電の説明書。長くて読む気になれない文章ってありますよね。
文章を貼り付けて「要点を3つにまとめて」とお願いすると、短く整理してくれます。全体をつかんでから読むと、ぐっと理解しやすくなります。
6. 写真の整理や趣味の相談
「家庭菜園でトマトの葉が黄色くなってきた。考えられる原因は?」 「初心者向けの俳句の作り方を教えてください」
趣味のちょっとした疑問にも付き合ってくれます。調べものの相手として、気軽に使えます。
7. 文章を「読みやすく」直してもらう
自分で書いた文章を貼り付けて、「読みやすく直してください」とお願いする使い方です。
LINEの長文、地域の回覧文、はじめてのメール。書いたはいいけれど自信がない、というときに役立ちます。
使うときに気をつけたいこと
気軽に使える一方で、これだけは覚えておいてください。
個人情報は入力しない
住所、電話番号、口座番号、マイナンバー、パスワード。これらは入力しないでください。ご家族やお友達の個人情報も同じです。
答えが「まちがっていること」がある
AIは、それらしい文章を作るのが得意ですが、事実とちがうことを自信たっぷりに答えることがあります。
とくに次のものは、必ずご自分で確かめてください。
- 病気や薬のこと
- お金・税金・法律のこと
- お店の営業時間・料金・住所
「下書きを手伝ってもらう」「わからない言葉を教えてもらう」——この使い方がいちばん安心です。
無料で始められます
ChatGPTもClaudeも、無料で使える範囲があります(サービス内容は変更される場合があります)。まずは無料のまま、気になることを聞いてみるところから始めてみてください。
よくあるご質問
Q. スマホでも使えますか?
A. はい。アプリを入れるか、インターネットの画面からご利用いただけます。パソコンでもスマホでも、どちらでも使えます。
Q. 変なことを聞いてしまっても大丈夫?
A. まったく問題ありません。「こんなこと聞いていいのかな」という質問こそ、AIは得意です。何度聞き直しても構いません。
Q. お金がかかりませんか?
A. 無料で使える範囲があります。もっと便利に使いたい場合に有料のプランもありますが、まずは無料で十分お試しいただけます。
最後に
AIは、仕事の道具であると同時に、「ちょっと聞ける相手」でもあります。
「こんなことに使えるなんて知らなかった」と言っていただけることが、私はいちばんうれしいです。むずかしく考えず、まずはひとつ、聞いてみるところから始めてみてください。
「最初の設定だけ手伝ってほしい」「使い方を隣で見ていてほしい」——そんなご相談も承っています。専門用語を使わず、わかるまで丁寧にご説明します。どんな小さなことでも、お気軽にご相談ください。

