
プログラムは一切書いていません
泉州でクラフトビールを飲める店を探しても、グルメサイトではなかなか見つかりませんでした。 そこで、地域の小さな情報サイトを1つ作ってみました。 泉州クラフトビール案内所といいます。
作ったのは私ひとりです。ただし、HTMLやCSSといった、難しい構文やプログラムは自分で書いていません。
やったことは、AIに話しかけただけです。「こういうサイトを作りたい」「ここが読みにくい」「写真がないと寂しい」。そのたびに直ったものが返ってきて、それを見てまた話しかける。その繰り返しで今の形になりました。
やったことは、ぜんぶ会話でした
使ったAIは2つで、役割が分かれました。
| 何をしてもらったか | |
|---|---|
| ChatGPT | 相談相手。「この構成でどう思う?」と聞く。できたものを見せてレビューしてもらう。トップ用にかっこいい画像も作ってもらった |
| Claude Code | サイト本体を作る。HTML・CSSを書いて、直して、また直す |
面白かったのは、2つのAIにお互いをレビューさせたことです。片方が作った構成を、もう片方に見せて意見をもらう。すると自分では気づかなかった指摘が出てきます。
実際にそれで直したところを挙げると、
- 各店の説明が長すぎるので、先頭に「ひとことで言うと」を置く
- 本文を2段落に圧縮する
- カードの並びを店名 → ひとこと → 写真 → その他の順に変える
どれも、言われてみればそのとおりでした。そして、直すのは会話で済みます。「じゃあそうして」と言えば、次の版が返ってきます。
AIが決めてくれなかったこと
ここが、やってみていちばん強く感じたところです。
AIは「決まったことを形にする」のは、とても速い。でも、何を作るかは決めてくれません。
時間がかかったのは、こういうことでした。
- 誰に向けたサイトにするのか
- 何を載せて、何を載せないのか
- どこまで確かめたら、公開してよいのか
たとえば「載せる店をどう選ぶか」。基準を決めないと、AIは選べません。基準を決めるには、そもそも自分が何をしたいのかを決める必要があります。ここは、会話しながら自分で考えるしかありませんでした。
もうひとつ、営業時間を載せないと決めました。変わるからです。古い時間が載っていると、それを見て行った人が困ります。書かないほうが親切な情報もある、というのは自分で決めたことでした。
AIに「いい感じにして」と言っても、こういうことは出てきません。
手が止まったのは、写真でした
文章はすぐできたのに、写真だけは何日も止まりました。
著作権の問題があるからです。他のサイトから写真を持ってくるのは、できません。
いくつか調べて、こうなりました。
- あるグルメサイトの仕組みは、こちらの文章や画像が向こうに取り込まれる形だったので使わない
- 別のサイトの無料の仕組みは、すでに終了していた
- もうひとつは使えるが、複雑な仕組みと管理が必要で、今回の作り方に合わない
最後に落ち着いたのは、各店の公式SNSの投稿を、公式が用意している仕組みでそのまま表示するという形でした。転載ではないので問題がなく、お店の最新の様子がそのまま出ます。
このあたりも、「転載はしない」やり方でとAIにお願いしたら、方法を考えて実装してくれました。
まとめ
- コードを書かなくても、会話だけでサイトは作れます
- AIは、決まったことを形にするのが速い
- AIに任せることと、人が決めることを分けて考える。誰に向けるか、何を載せないかは、人が決めます
- 時間がかかったのは、作る作業ではなく、決める作業でした
なお、ホームページを自分で更新できるようにした話は、別の記事に書きました。あわせてご覧ください。
「自分の店のホームページも、こういう形で作れないか」「何を載せたらいいかから相談したい」という方は、お気軽にご相談ください。決めるところからご一緒します。そのうえで、作る部分はできるだけ短く済ませます。

